ドイツの自動車大手、ダイムラーは6月13日、ドイツで開催した新技術発表会「Tec Day」において、次世代環境技術に大型投資を行うと発表した。
この大型投資は主に、メルセデスベンツやスマートなどの主要ブランドのパワートレインの電動化を、さらに促進する目的で行われるもの。今後2年間に、145億ユーロ(約1兆7240億円)を投資する。
ダイムラーは主に4分野に、この投資を反映させる。内燃機関の高効率化、プラグインハイブリッド(PHV)のラインナップ拡大、EVのラインナップ拡大、充電ネットワークなどのモビリティサービスの拡充、の4分野となる。
環境技術は、今後の自動車メーカーに欠かせないテクノロジー。ダイムラーは今回の大型投資によって、この分野におけるアドバンテージを構築していく構え。
ダイムラーの研究開発およびメルセデスベンツ乗用車担当、トーマス・ウェバー取締役は、「145億ユーロの投資の半分以上を、環境技術に投入していく」と述べている。