米国の自動車最大手、GM。同社が米国で販売中のSUVについて、燃費を誤表示していたとして、販売を一時停止していることが分かった。
米国の有力な消費者団体専門誌『コンシューマー・リポート』によると、GMはSUV3車種の燃費を、実際よりも1ガロン当たり最大2マイル(約0.9km/リットル)良く表示。在庫分の6万台の販売を、一時的に停止しているという。
燃費を誤表示していたのは、シボレー『トラバース』、ビュイック『アンクレイブ』、GMC『アカディア』の中型SUV3車種。いずれも、3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジン搭載車が該当する。
GMは燃費表記を正しく修正するとともに、すでに販売した分については、顧客にガソリン代の差額を補償する方針。同メディアによると、GMは誤表示について、「意図的なものではない」と説明しているという。
同メディアは、影響を受ける車両の総数について、「およそ200万台に拡大する可能性がある」とレポートしている。