日産自動車は5月12日、2016年3月期(通期)の連結決算を発表した。
中国合弁会社に持分法を適用した連結決算は、売上高は12兆1895億円(前年同期比+7.2%)、営業利益は7933億円(+34.6%)、経常利益は8622億円(+24.2%)、純利益は5238億円(+14.5%)。2015年度のグローバル累計販売台数は、542万台(+2.0%)だった。
北米、西ヨーロッパ、および中国で発売した新型車の好調な販売が、為替変動によるマイナスと、減速する新興市場の影響を打ち消し、増収増益となった。
2016年度のグローバル販売台数は、『マキシマ』『アルティマ』『タイタン』、インフィニティ『Q30』など新型車が拡販に寄与すると見込み、560万台(+3.3%)を計画。今期の業績見通しについては、売上高11兆8000億円(-3.2%)、営業利益7100億円(-10.5%)、経常利益8000億円(-7.2%)、純利益5250億円(+0.2%)とした。