VW米国販売、9.6%減の2.7万台…6か月連続で減少 4月

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フォルクスワーゲン ジェッタ
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フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは5月3日、4月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万7112台。前年同月比は9.6%減と、6か月連続で前年実績を下回った。

フォルクスワーゲンに関しては2015年9月、米国EPA(環境保護局)の発表により、排出ガス試験を不正にクリアする目的で、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアが搭載されていたことが発覚。その影響が販売面に表れている。

4月の車種別の販売結果は、主力車の『ジェッタ セダン』が1万0694台で、前年同月比は6.5%減と、引き続き減少。主力ミドルセダンの『パサート』(欧州仕様とは異なる北米専用車)は、改良新型モデル投入を控えて、15%減の5629台と、6か月連続のマイナスに。

また、『ゴルフ』シリーズは、前年同月比7.3%減の5108台と、4か月連続のマイナス。なお、『ゴルフ ヴァリアント』は集計方法を変更。前年同月は『ジェッタ・スポーツワゴン』として集計されていたが、現在はゴルフシリーズにカウントされている。

この他の車種では、『ティグアン』が前年同月比58.4%増の3804台と、4月の記録を更新。『ザ・ビートル』は51%減の1171台と、引き続き落ち込む。

フォルクスワーゲンの2015年米国実績は、34万9440台。前年同期比は4.8%減と、3年連続で前年を下回った。2016年1‐4月は、前年同期比11.7%減の9万6426台にとどまっている。

《森脇稔》

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