【キャデラック CT6】「軽量ドライバーズカー」でドイツ勢に対抗する

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ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラックのセダンラインナップに、トップモデルとなる『CT6』を追加した。

「フルサイズのプレステージセダンとして、ラグジュアリーセグメントのユーザーが求めるクルマに仕上がっている」と話すのは、キャデラックチーフマーケティングオフィサーのウヴァ・エリングハウス氏だ。

そして、「CT6が属するセグメントにおいて、運転するのが楽しいという特徴で差別化したい」と話す。つまり、「ドイツ車が多く走っているからこそ、その中で際立つ存在にるのだ」という。

具体的には、「快適さとスポーティさの全ての均衡を取るのが競合他社であるのに対し、キャデラックはドライバーズカーを作りたい。運転が楽しいというところに特化したいのだ」と説明。単に競合車を真似るのではなく、違う特徴をユーザーに提供することで、「競合を寄せ付けない新たなポジションに立てる」とした。

エリングハウス氏はその運転の楽しさを実現するのはボディの軽量化にあるという。「BMW『7シリーズ』やアウディ『A8』などの競合車と比較し、このセグメントでは最軽量(最軽量グレードで1659kg)を誇っている。その結果、CT6を運転すると、実際よりも一回り小さいクルマを運転しているような錯覚にとらわれるだろう」と述べる。

このセグメントのユーザーは、「運転を楽しみたいが、室内空間は十分に欲しいという方たちだ。ドイツ競合車に乗っているユーザーに対して、室内の広さを確保しながらも、更に運転を楽しめるクルマとしてアピールしたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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