欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンの主力商用車のひとつ、『クラフター』。同車の次期モデルを、フォルクスワーゲンが一風変わった方法で予告している。
これは4月中旬、ドイツ・ミュンヘンで開催されたBAUMA(国際建設機械・建設資材製造機械・鉱業機械・建設車輛・関連機器専門見本市)での出来事。フォルクスワーゲンが、次期クラフターを、「バーチャルリアリティ」(仮想現実)ディスプレイとして展示した。
現行クラフターは2005年に誕生。フォルクスワーゲン商用車の大型モデルで、メルセデスベンツ『スプリンター』のOEMモデルとなる。
しかし、メルセデスベンツを擁するダイムラーとフォルクスワーゲンは2013年9月、2016年末をもって、商用車分野での提携契約を解消すると発表。そのため、次期クラフターは、フォルクスワーゲンが独自開発したモデルに。
今回フォルクスワーゲンは、次期クラフターを、バーチャルリアリティディスプレイで予告。そのシルエットから、広々とした室内空間を備えていることがアピールされている。