日野自動車の市橋保彦社長は4月27日の決算発表会見で、燃費データ測定に関する社内調査について「すべて基準に則った方式で行っていると確認した」と明らかにした。
この調査は三菱自動車の燃費データの不正問題を受け、国土交通省が全自動車メーカーに指示しているものだ。トラックは乗用車と走行抵抗などの測定方式が異なっているというが、市橋社長は「お客様に信頼されるよう、法令遵守をしっかりやっていくことだ」と述べた。
また「トラックも燃費性能は、お客様が重視される大きな要素」とし、「クルマ造りで燃費を伸ばすだけでなく、燃費の良くなる使い方の面でも(顧客の)お役に立てるよう取り組んでいる」と語った。