22日午後3時55分ごろ、岐阜県高山市内の東海北陸自動車道を走行していた路線高速バスのラジエーター配管が破損。高温で蒸気と化した冷却水が客席に充満する事故が起きた。この事故で乗客17人が軽いヤケドを負っている。
岐阜県警・高速隊によると、現場は高山市清見町夏厩にある東海北陸自動車道・飛騨清見インターチェンジ(IC)付近。路線高速バス(白川郷発/高山駅行き)は走行中にエンジンがオーバーヒート。飛騨清見ICで停車しようとランプウェイを走行していたところ、ラジエーターの配管が損壊。高温となっていた冷却水が蒸気と化し、客室内の後方側に充満した。
バスには乗客乗員52人が乗っていたが、このうち17人が噴出した蒸気を浴びてヤケドなどの軽傷を負った。警察では運転者から事情を聞いている。
聴取に対して運転者は「エンジンがオーバーヒートした直後、車内に蒸気が充満した」などと供述しているようだ。車両は1998年製造のものだった。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。