国土交通省、羽田空港の新しい飛行経路案の一部を修正…住民説明会の結果

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南風時新飛行経路の高度引き上げ
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国土交通省は、羽田空港の発着枠を拡大するための新しい飛行経路について、地域住民などへの理解を求め開催してきた説明会の結果を取りまとめた。

今回、説明会での意見なども踏まえ、夏までに環境影響に配慮した方策を策定する予定。ただ、南風時新飛行経路の高度引き上げを先行して検討した結果、新飛行経路案を一部修正する。

国交省は、関係自治体の協力も得ながら、昨年7月から9月に開催した第1フェーズの説明会に続き、第2フェーズの説明会を昨年12月11日から今年1月31日まで、東京都、神奈川県、埼玉県の18会場で、オープンハウス型で開催し、約5100人が来場した。

第2フェーズでは、第1フェーズで集まった意見などから明らかになった課題に対応するため、何故、飛行経路見直しが提案されているのかについて、他の選択肢が見当たらないことも含めて、より詳しく情報提供した。実際に近い形で飛行機の見え方や音を体験できるコーナーも設置し、騒音対策、安全対策について方向性も提示した。

今後は、説明会で集まった住民の声も踏まえ、夏までに環境影響に配慮した方策を策定する予定。

具体的には、騒音影響を軽減する飛行経路の運用方法の工夫、より静かな航空機の使用など、環境対策、落下物対策を含めた安全対策など、多面的について検討する。

このうち、飛行経路案の一部修正は、広範に影響が及ぶため他の方策に先行して検討してきた。具体的には、新飛行経路の運用方法の工夫の1つとして、南風時の新飛行経路案については、説明会での住民の意見を踏まえ、陸域全体への騒音影響を小さくするとともに、周辺の飛行場に離着陸する航空機との安全間隔を確保する観点から、検討した。

この結果、悪天候時以外には到着経路の進入を開始する高度を引き上げるとともに東側に移設するなど、現在示している南風時の新飛行経路案を一部修正することにした。
《レスポンス編集部》

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