富士通は、高知県で路線バスを運行するとさでん交通と県交北部交通の、バス接近情報をリアルタイムに把握することができるバスロケーションサービスを構築した。
このサービスは、とさでん交通のシステム子会社ですかの「バスこっち」として、4月1日から運用を開始した。
位置情報を活用したクラウドサービス「スペーシオウル」を基盤とし、とさでん交通グループのバス約170台に設置したスマートフォン「ARROWS M305/KA4」から約10秒周期で収集される走行位置と、路線図や停留所を地図上にマッピングする。
これにより、とさでん交通のホームページにある「バスこっち」で、乗車する停留所を地図上で選択する簡単な操作によってバス接近情報を把握できる。バス待ち時、状況が分からないことによる不安やイライラを解消でき、バスの利便性向上に貢献する。
富士通は、今回開発したバスのロケーションサービスを全国のバス事業者に提案していく。