バイクをひき逃げして逃走の男に飲酒運転の可能性

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16日午後11時45分ごろ、愛知県名古屋市東区内の県道で、信号待ちをしていたバイクに対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。バイク運転者が重傷を負ったがクルマは逃走。警察は後に32歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

愛知県警・東署によると、現場は名古屋市東区赤塚町付近で片側3車線の直線区間。交差点に信号機が設置されている。46歳の男性が運転するバイクは信号待ちのために停車していたが、後ろから進行してきた乗用車に追突された。

男性はバイクごと弾き飛ばされて全身を強打。近くの病院へ収容されたが、骨折などの重傷を負った。クルマはそのまま逃走したことから、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃者が記憶していたナンバーや車種から容疑車両を特定し、同区内に在住する32歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

逮捕された男は「何かにぶつかったとは思ったが、バイクだとはわからなかった」と供述しているが、容疑車両はフロントガラス右側に衝突痕のある状態だった。また、男からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたが、これについては「帰宅してから飲んだ」などと供述しているようだ。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走した可能性も考えられるとして、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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