全世界のアウディディーラーが技術を競う「Audi Twin Cup」。その2016年日本代表を決めるジャパンファイナルが大阪で開催され、テクノロジー部門はAudi宇都宮、サービス部門はAudi山陰が最高評価を獲得。この秋、ドイツで開催されるワールドチャンピオンシップに挑む。
サービスのクオリティ向上を目的とした技能コンテストとして今回で12回目を迎えるツインカップは、テクノロジー部門とサービス部門の2部(Twin)で構成。サービス部門は、点検・整備などでオーナーから車両を預かるさいの適切なコミュニケーションと、正確な診断技術を競う。またテクノロジー部門はメカニックによる整備技術を競う。
今回のジャパンファイナルは、全国119店舗あるアウディ正規ディーラーから、テクノロジー部門24チーム(71名)が、オンライン筆記試験(2回、予選)を突破して出場。テクノロジー部門は、実車を使った故障診断、サービス部門では入庫受付を想定し、顧客の指摘から不具合か所を特定するなどの実技試験と、各学科試験の総合成績で競い合った。
テクノロジー部門1位のAudi宇都宮の高橋努氏、石田和行氏、酒井正実氏、サービス部門1~3位のAudi山陰・吉村彰洋氏、熊本・大磧数敏氏、池袋・安岡章雄氏がチームを組み、世界大会へ向けてトレーニングを積む。38か国75チームが競い合った2014年世界大会では、日本代表が優勝している。