制御困難な高速度で暴走、7人死傷の事故を起こした男を起訴

自動車 社会 社会

昨年1月、大阪府八尾市内の国道170号で車両4台が関係する多重衝突事故を起こし、7人を死傷させたとして、大阪地検は12日までに43歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で在宅起訴した。著しい速度超過が事故の発端とみられる。

問題の事故は2015年1月4日の午後4時10分ごろ発生している。八尾市西高安町2丁目付近の国道170号(片側2車線の直線区間)で、43歳の男が運転する乗用車が暴走し、対向車線側へ逸脱して順走車と正面衝突。双方ともに後続車が追突するなど、車両4台が関係する多重衝突となり、順走側のクルマに乗っていた2人が死亡。逸脱車を運転していた男と同乗者を含め、5人が重軽傷を負った。

現場の国道は50km/h制限だが、逸脱したクルマは事故を起こす直前には約160km/hで走行。制御困難な状態で事故を起こしたものとみられる。

警察は男の回復を待って事情を聴取し、昨年11月に自動車運転死傷行為処罰法違反容疑で書類送検。検察は危険運転罪の適用を決め、同罪で起訴した。男の認否は明らかにされていない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集