フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは2月2日、1月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万0079台。前年同月比は14.6%減と、3か月連続で前年実績を下回った。
フォルクスワーゲンに関しては2015年9月、米国EPA(環境保護局)の発表により、排出ガス試験を不正にクリアする目的で、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアが搭載されていたことが発覚。その影響が販売面に表れている。
1月の車種別の販売結果は、主力車の『ジェッタ セダン』が8175台で、前年同月比は1.7%減と引き続き減少。主力ミドルセダンの『パサート』(欧州仕様とは異なる北米専用車)は、改良新型モデル投入を控えて、43.1%減の3586台と、3か月連続のマイナスに。
『ゴルフ』シリーズは、前年同月比4.9%減の3993台と、マイナスに転じた。なお、『ゴルフ ヴァリアント』は集計方法を変更。前年同月は『ジェッタ・スポーツワゴン』として集計されていたが、現在は『ゴルフ』シリーズにカウントされている。
この他の車種では、『ティグアン』が前年同月比71.6%増の2528台と、1月の記録を更新。『ザ・ビートル』は32.4%減の939台と、引き続き落ち込む。
フォルクスワーゲンの2015年米国実績は、34万9440台。前年同期比は4.8%減と、3年連続で前年を下回っている。