スバル『フォレスター』は、日産『エクストレイル』などと熾烈な販売争いを繰り広げているミドルサイズSUV(スポーツユーティリティビークル)の人気モデルだ。低重心・好バランスの水平対向エンジンを縦置きし、オフロードの走破性とオンロードでのハンドリングを高次元で両立させたモデルとして好評を博している。
現行モデルは2012年11月に登場したが、約3年を経て2015年10月に大幅改良を実施。今回の改良では、「アイサイト(ver.3)」の採用を初めとして、新開発となるアダプティブドライビングビームを採用したヘッドランプを含む先進安全装備「アドバンスドセイフティパッケージ」を新たに設定したほか、スバル初となるLEDハイ&ロービームランプとステアリング連動ヘッドランプを採用した。
走行性能面では、パワートレーンこそ大幅な変更はないが、ステアリングギヤ比を速め(15.5:1→14.0:1)、サスペンションのリセッティングにより、しなやさを追求したと謳う。また、ドアガラスの板厚アップやシール部品の強化などで静粛性向上も同時に図っている。
内外装もリフレッシュされ、エクステリアはフロントフェイスを刷新するとともに、インテリアは使用素材や意匠の見直しにより上質感を高めている。
フォレスターの新車価格は220万円から310万円だが、扱いやすいボディサイズの人気カテゴリー&人気モデルだけに残価率は高く、買取り相場も高止まりしている。現行モデルであっても過去モデルであってもその傾向は変わっていない。
一例を示すと、 平成26年(2014年)式の「2.0i-S アイサイト」グレードの買取り額はなんと219万円。走行1600kmという“ほぼ新車”という好条件ではあるにせよ、かなりの高額査定であることは間違いない。また、平成16年(2004年)式の「STiバージョン」は8万3000kmをあとにした個体ではあるが76万円で買取りされているという実績もある。10年落ちながらここまでの高額査定を引き出せるというのは、人気車ならではの傾向と言えるだろう。
歴代フォレスターオーナーの中には、内外装をリフレッシュしてメカ面も熟成された大幅改良モデルへの乗換えを検討している人もいるだろが、いちどいまの愛車を査定してみるのも良いかも知れない。とくにWebの買取り査定は数多くの業者が同時に査定できるので、想定外の高額査定が出る可能性もある。
複数業者によるマイカー比較査定はこちら【参考サイト】
安心車.jp https://anshinkuruma.jp/
※上記の査定例は記事執筆時点のデータです。編集部が買取り額を保証するものではありません。