川崎重工業は、スーパースポーツモデル『Ninja ZX-10R』をフルモデルチェンジし、2016年1月から海外市場に投入する。ZX-10Rの2016年モデルは、カワサキレーシングチームのジョナサン・レイ選手が、2015年のスーパーバイク世界選手権でタイトルを獲得したレース活動で得たノウハウを市販モデルにフィードバック、サーキット性能を向上した。搭載する水冷4ストローク並列4気筒DOHC998ccエンジンは、クランクシャフトの慣性モーメントを低減、コーナー立ち上がりの加速力を強化し、シャープなハンドリングの実現を目指した。電子制御スロットルバルブを採用することで、燃焼効率を向上、2016年から適用される新排出ガス規制「ユーロ4」もクリアする。メインフレームは、ディメンション(車体の各部寸法)の見直しでフロントタイヤの接地感を向上させるとともにコーナリング性能の向上も図った。新採用のバランスフリーフロントフォークは、スーパーバイク選手権参戦マシンで使用されているフォークと同構造のハイスペックな仕様とする。※タイトルをクリックすると記事へリンクします。◆海外で発売、ジャパンプレミアもカワサキ Ninja ZX-10R、モデルチェンジして海外市場に投入【東京モーターショー15】カワサキ、新型 ZX-10R ABS など3機種を日本初公開【東京モーターショー15】カワサキ Ninja ZX-10R をジャパンプレミア…チャンピオンマシンの走りをストリートで【ミラノショー15】カワサキ、Ninja ZX-10R ABS など2016年モデル3機種を出展◆写真で見るその姿【東京モーターショー15】カワサキ Ninja ZX-10R ABS…5年ぶりのモデルチェンジ[詳細画像]