欧州ビジネス評議会(AEB)は12月8日、11月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、13万1572台。前年同月比は42.7%減と、11か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。11月は2万1580台にとどまり、前年同月比は29%減と、13か月連続で前年実績を下回った。販売の主力は『Granta』で、前年同月比14.5%減の9000台と、4か月連続で減少する。
2位は韓国のヒュンダイで、10月の3位から上昇。その販売台数は1万5101台で、前年同月比は7%減と、10か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、3か月連続でロシア最量販車となる1万1462台。前年同月比は13.1%増と、2か月ぶりに増加した。
3位は韓国のヒュンダイ傘下のキアで、10月の2位から後退。11月は1万4125台を売り上げ、前年同月比は32%減と、2か月連続で減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比21.5%減の8253台と、6か月ぶりに減少。
4位はルノーで、10月と同順位。11月実績は、前年同月比46%減の1万0334台と、11か月連続で減少。『ダスター』が、前年同月比38.5%減の4312台と、18か月連続のマイナス。『ロガン』も55%減の3208台と、10か月連続のマイナス。
5位はトヨタで、10月の6位から上昇。11月は7572台を販売。前年同月比は53%減と、11か月連続で前年実績を下回った。『カムリ』が25.7%減の1756台と、4か月連続のマイナス。
6位は、フォルクスワーゲンで、10月の5位から順位を下げた。11月は7557台にとどまり、前年同月比は32%減と、11か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が4732台を売り上げ、前年同月比は15.5%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
7位は日産で、変わらず。11月は7288台にとどまり、前年同月比は53%減と、11か月連続の前年実績割れ。『エクストレイル』が1897台。前年同月比は47%減と、マイナスに転じている。