2020年のバスデザインを考える… Car Design Academyと日野のデザインコンペ

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審査風景。右端が松山部長
  • 審査風景。右端が松山部長
  • 田中謙次さんの作品。芋虫をモチーフとしたユーモラスなスタイリングながら、機能性もしっかり練り込まれている
  • 田中謙次さんの作品。芋虫をモチーフとしたユーモラスなスタイリングながら、機能性もしっかり練り込まれている
  • 田中謙次さんの作品。芋虫をモチーフとしたユーモラスなスタイリングながら、機能性もしっかり練り込まれている
  • 田中謙次さんの作品。芋虫をモチーフとしたユーモラスなスタイリングながら、機能性もしっかり練り込まれている
  • 岩波修さんの作品。見晴らしを考慮した階段状の客席を持ち、それが多角形のスタイリングと調和している
  • 岩波修さんの作品。見晴らしを考慮した階段状の客席を持ち、それが多角形のスタイリングと調和している
  • 岩波修さんの作品。見晴らしを考慮した階段状の客席を持ち、それが多角形のスタイリングと調和している
「Car Design Academy」では現在、学内で「Monthly Design Competition」を開催している。そして12月は初めて、自動車メーカーとのコラボレーションが実現。日野自動車が協力し、10日に日野自動車21世紀センター(東京・八王子市)で審査がおこなわれた。

課題は「2020年の都市間バス」というもので、中・長距離の移動を想定。さらに「見て、乗って、ワクワクする!」ということをポイントとするよう求められた。合計13ヶ国から応募があり、作品数は50に達している。審査には日野自動車デザイン部の松山耕輔部長も参加し、15作品を選出した。他の審査員はアカデミー講師の栗原典善、山下敏男、喜屋武タケルの3氏。

入賞作品はS、A、Bの3レベルに分けられ、最上位のSレベルとされたのは田中謙次さんと岩波修さんの作品。いずれも社会におけるバスのありかたや、乗客の気持ちなどを勘案していることが評価された。またそうした背景に基づいてコンセプトを構築し、それを的確に表現した個性的なスタイリングとなっていることが選出の理由。

応募者の習熟レベルは幅広く、なかには漠然としたイメージだけでスタイリングのみを考え、バスとしての役割や機能を考慮していない提案も少なくなかった。公共交通としての、本来の意味での「デザイン」を考え、表現しなければならないということに戸惑ってしまった参加者が多かったようだ。

しかしアカデミーによれば「メーカーの協力があると、受講生たちの意気込みが違うようだ」とのことで、カーデザインへの理解が深まってゆくにつれ、作品のレベルも向上してゆくことが期待できる。

松山部長も、受講生の自由な発想には大きな刺激を受けたとのこと。今後はこのコンペが、パーソナルカーだけでなく商用車や特殊車両など、幅広いカーデザインを考える機会となることを期待したい。
《古庄 速人》

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