死亡ひき逃げ、車当たり捜査で容疑者の女を逮捕

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今月3日に徳島県吉野川市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、徳島県警は11日、美馬市内に在住する56歳の女をひき逃げ容疑で逮捕した。防犯カメラ映像などから容疑車両を特定したという。

徳島県警・阿波吉野川署によると、問題の事故は2015年12月3日の午後9時ごろ発生している。吉野川市山川町付近の国道192号(片側1車線の直線区間、横断歩道や信号機なし)で、徒歩で道路を横断していたとみられる77歳の女性に対し、クルマ2台が衝突。このうち最初にはねたクルマが逃走した。

女性は収容先の病院で死亡したことから、警察では1台目については死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。周辺に設置された防犯カメラ映像の分析を進めて車種を特定。周辺での車当たり捜査を行った結果、美馬市内に在住する56歳の女が容疑に関与したと断定し、11日までに自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して女は「怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では女を厳しく追及。事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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