【冬休み】日本の歴史を作った男とクルマの関係…「白洲次郎展」開催

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「The Oily Boy ~白洲次郎のクルマたち~」
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アウトガレリアルーチェ(名古屋市名東区)において、「The Oily Boy ~白洲次郎のクルマたち~」が開催されている。

アウト・ガレリア・ルーチェは2004年9月にオープン以来、自動車を軸とした個性的な展覧会を開催し、好評を博している。

今回の企画展は、戦後、吉田茂首相を助け、マッカーサー以下アメリカからの進駐軍との交渉に携わり、通産省を設置するなど、政治と産業に深く関わった白洲次郎にフォーカスする。氏とクルマの関わりは深く、中学時代から白洲家にあったクルマを運転していたと伝えられ、また、英国留学時代はベントレーやブガッティでイギリスやヨーロッパを旅し、また、レースにも出場していた。

主催者は、「国際的なスケールで活躍した稀有な日本人である白洲次郎が終生、こだわりを持ち続けていたクルマにスポットライ トをあてる」とし、氏が初めて乗ったクルマといわれるペイジ『グレンブルック』や、ヨーロッパ大陸を走ったブガッティ『T35』、そして、戦後、東北にダムを造る際に、自ら輸入した『ランドローバー』が展示されるほか、「白洲次郎の目に敵うクルマを造れという豊田章一郎の期待から生まれた二代目『ソアラ』など、白洲次郎と由縁のあるクルマたちを紹介する」と説明。

また、会場には初代トヨタソアラの主査、岡田稔弘氏へあてた手紙のほか、壁面には白洲次郎とクルマの関わりが、当時の写真を交えながらわかりやすく記されているので、白洲次郎の生涯と、氏のクルマに対する、そして日本に対する思いが伝わってくる。

期間は12月23日まで。午前12~午後6時、休館日は月、火曜(祝祭日は除く)。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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