韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は12月2日、11月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は45万1838台。前年同月比は4.9%増と、4か月連続で前年実績を上回った。
海外では11月、38万6672台を販売。前年同月比は3.1%増と、4か月連続で増加した。その内訳は、海外生産分が10.7%増の29万2895台と、3か月連続で増加。輸出分は9万3777台で、前年同月比は15%減と、2か月連増で前年実績を下回る。
海外では、米国での新車販売が、好調。11月実績は、11月としては過去最高の6万0007台。前年同月比は11.8%増と、6か月連続で前年実績を上回った。
新型を投入したSUVの『ツーソン』が、前年同月の2倍の6906台と牽引。小型車の『エラントラ』は、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、1万7634台を販売。前年同月比は25.9%増と、3か月連続で増加した。一方、主力中型セダンの『ソナタ』は減少。11月は前年同月比9.6%減の1万6732台と、5か月ぶりの前年実績割れ。SUVの『サンタフェ』シリーズは、前年同月比6.5%減の9156台と、6か月ぶりのマイナス。
地元韓国の新車販売は、回復。11月の韓国新車販売は6万5166台で、前年同月比は16.9%増と、6か月連続で前年実績を上回った。SUVは、59%増の1万5913台と、8か月連続の前年実績超え。
バスやトラックを含む商用車は、前年同月比6.2%減の1万4843台と、2か月連続で減少。一方、乗用車は15.1%増の3万4410台と、3か月連続で前年実績を上回った。
ヒュンダイの2014年の世界新車販売は、496万3456台。前年比は4.9%増だった。2015年1-11月では、前年同期比0.9%減の444万8969台を売り上げている。