国土交通省自動車局は、年末年始の輸送などに関する安全総点検を実施すると発表した。
国交省では、輸送機関などに人流・物流が集中する年末年始に、各運送事業者について、自主点検を通じた安全性の向上を図るとともに、輸送安全に対する意識向上を図るため、12月10日~2016年1月10日までを、年末年始の輸送に関する安全総点検実施期間と定めている。
自動車局では、期間中、健康管理体制の状況、過労運転を行わせないための安全対策の実施状況、飲酒運転や薬物運転などを行わせないための安全対策の実施状況を重点点検事項として定める。また、最近の訪日外国人観光客増加を踏まえ、特に訪日外国人観光客を輸送する貸切バスについて、乗客の安全・安心の確保状況を確認するため、街頭監査を実施する。
同期間中、関東運輸局と連携し、12月10日に日の丸交通・世田谷営業所、12月11日に東都観光バス・東京首都営業所でそれぞれ安全総点検の実施状況を確認する予定。