東京の今昔をめぐるクラシックカーラリー…第8回コッパ ディ 東京が開催

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第8回コッパ ディ 東京開催
  • 第8回コッパ ディ 東京開催
  • 第8回コッパ ディ 東京開催
  • オースティン 7(左)とブガッティ T13ブレシア(右)
  • アルファロメオ 6C1750
  • フィアット 850スパイダー
  • フィアット 500コルタ
  • フェラーリ 250GTピニンファリーナクーペ
  • コニリオ

11月23日、東京汐留のイタリア街を基点に、第8回コッパ ディ 東京が開催された。主催は汐留町会。

毎年11月23日に開催されているこのイベントも、8回目を迎え、秋のメジャーなクラシックカーイベントとして認知されるようになった。今年は90台ものエントリーを数え、会場となった汐留のイタリア街はクラシックカー一色に染まっていた。

参加資格は1970年代初頭までが認められており、今年は例年以上にバブルカーとディノが多く参加していた。そして、今回最も注目を浴びていたのはISO『ビッザリーニA3C』だ。このクルマは、アルファロメオやフェラーリでエンジニアを務めていたジオット・ビッザリーニが、フェラーリを辞したのちに設計したもの。因みにフェラーリ『250GTO』も彼が手掛けた1台だ。

今年は汐留をスタート後、皇居、日本橋、銀座を通り、お台場を経由して一度汐留で、計測競技を行い、その後、東京駅、湯島、上野や浅草、そして両国を通過し、汐留に戻る約60km、ほぼ3時間のコースであった。前半は現在と、2020年のオリンピックに向けて開発が行われている未来の東京を。後半は、“昔の”東京を感じられるように設定されており、まさに東京で開催するにふさわしいコースレイアウトであった。

コースは事前に告知されていないので、沿道での声援は期待できなかったが、銀座などの繁華街では、偶然通りかかった人たちが、突然現れたクラシックカーたちに格好いいねと手を振って応援し、またエントラントたちもそれにこたえるように手を振り返していた。

主催者によると、来年も同日に開催する予定であるという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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