東南アジア諸国連合(ASEAN)サミットの開催に合わせて、ASEANや日本、中国、韓国、アメリカなど計18カ国の首脳が参加する東アジアサミットが、クアラルンプール(KL)で行われた。
東アジアサミットでは主に、南シナ海の領有権を巡り各国が対立している問題などについて議論が交わされた。
ASEAN加盟国の首脳は、南シナ海の領有権問題について懸念していると表明した。マレーシアのアニファ・アマン外務大臣は、南シナ海の平和や安全、安定また航行の自由が重要であると指摘。当事国は自制すべきでトラブルを避けるべきとの考えを示した。
また、南シナ海における行動規範の策定を急ぎ、規範の遵守を強化させるべきと述べた。南シナ海の領有権を巡ってはブルネイとマレーシア、フィリピン、ベトナム、中国、台湾がそれぞれの領有権を主張、緊張が高まっている。