アルパインが発表した2015年4-9月期連結決算は、経常利益が前年同期比33.2%減の38億4500万円と大幅減益となった。
売上高は同1.3%減の1397億5700万円と減収となった。音響機器事業で、欧州やアジア地域での市販市場向け、自動車メーカー向け純正品の売上げが減少した。情報・通信機器事業も海外が苦戦した。
収益では、製品モデルミックスの悪化と減収の影響で、営業利益は同21.6%減の35億5000万円と減益となった。純利益は、中国の持分法適用会社の事業再編に伴う売却益を特別利益に計上したため、同171.1%増の114億0500万円だった。
通期業績見通しは、中国経済の減速に伴う新車市場の影響や、自動車メーカー向け事業で新規受注に伴う開発費の増加を見込んで下方修正した。
売上高は前回予想より50億円マイナスの2800億円、営業利益が30億円マイナスの70億円、経常利益が30億円マイナスの75億円、純利益が50億円マイナスの140億円を予想する。