HGSTはペナン州バヤン・レパスのプラントを来年3月に閉鎖する計画を明らかにした。
バヤン・レパス工場の従業員数は450人。従業員は、グループ企業に再雇用されると見られている。また、管理職社員はシンガポールのHGST子会社に配置転換される予定だ。
HGST(旧日立グローバル・ストレージ・テクノロジーズ)はウェスタン・デジタルの完全子会社で、バヤン・レパス以外にはサラワク州において1,500人を雇用している。
中国商務部(MOF)は2012年、ウェスタン・デジタルによる日立グローバル・ストレージ・テクノロジーズの買収について、企業結合審査で事前届出義務違反を行ったとして制裁金を賦課、条件付きで買収を認めていた。中国商務部は今回、ウェスタン・デジタルに対して日立のデータ・ストレージ事業の統合を認めると通知したためプラントの閉鎖が決まった。統合は2年間に渡り進められる予定で、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)製造事業や研究・開発(R&D)事業が統合される。