日野自動車の中間決算…国内外の販売好調や原価改善などで増収増益

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日野・デュトロ
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日野自動車は10月27日、2015年4-9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は8593億円(前年同期比+8.4%)、営業利益は542億円(+9.8%)、経常利益は520億円(+2.1%)、四半期純利益は372億円(+13.7%)だった。

国内売上台数は、トラック・バス総合計で前年同期比11.3%増の2万9000台と増加した。一方、海外売上台数も、インドネシアで市場の低迷が続いたが、北米や中南米等で販売を伸ばし、同7.0%増の5万3200台。日野ブランド事業のトラック・バスの全世界総売上台数は同8.5%増の8万2300台となった。

またトヨタ向けは、主に積載系車両の台数が減少、同11.3%減の7万7300台となった。

損益面では、国内での売上台数が増加したことや原価改善、前年同期に比べ為替が円安に推移したことなどにより、売上高、利益ともに、前年同期を上回った。

通期連結業績予想については、主力市場であるタイ・インドネシア市場の回復には時間を要するとし、グローバル販売台数を16万9000台(前回予測比-5.3%)に下方修正。売上・利益については、前回予想を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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