「蔵粋車」と書いて“クラ”シックカー…醤油販売店でミーティング開催

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蔵粋車(Kura-ssic Car)Meeting
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近年では日本各地でクラシックカーによるミーティングが開かれ、それぞれ盛況ぶりを見せているが、そんな中にあって特別な個性と独特の雰囲気を感じさせる小さなミーティングが、群馬県安中市の醤油製造・販売店「有田屋」にて開催された。

イベント名は「蔵粋車(Kura-ssic Car)Meeting」。そしてことの始まりは主催者である有田屋の社長、湯浅康毅氏自身が生粋のクラシックカー愛好家であることに端を発する。明治以来、綿々と使用されてきた同社の「蔵」と醤油工場が織りなす小さなスペースに、昔から日常的に置かれてきた旧車たちの姿に魅せられ「この特別な空間でミーティングが出来たら…」と思ったとのことである。

2010年のスタート以来、早くも6回目を数えることになった今年は、最も遠いところではなんと京都から二泊三日で自走してきた(!)という一台を含む、メルセデスベンツ『ウニモグ』総計五台が一堂に会した「リユニオン」が最大のトピック。

いっぽう醤油蔵の前では、今年は「ラリーカー」をテーマとし、古くは「BMCミニ・クーパーSマーク1」からラリー走行歴のある初代三菱『ギャラン』、ルノー『5ターボ』。比較的新しいところでは、スバル初代インプレッサWRカーのロードカー版『22B-STi』。そして今年夏に北米のクラシックカーラリー「グレートレース」を完走してきた日産『240Z』が展示された。

また工場裏手にある、地元では古い巨大煙突で有名な路地を一時的に占有。「昭和のクルマ」をテーマとした国産車によるギャラリー展示が設けられた上に、臨時駐車場として開放された近隣の廃校の校庭でも、見物客たちが乗ってきた愛車たちによるミーティング状態となるなど、小さな会場はクルマと人で大盛況。エントリーが可能な車両の数が限定されることから、これまで筆者は「隠れ家系旧車イベント」なるニックネームで呼んできたが、もはや「隠れ家」という表現を超えてしまったようだ。

なお今回は、昨年から併催となっている「フェラーリ木製モデラー:山田健二の世界」展も行われ、こちらも小さな土蔵内に展示された完全木製ハンドメイドのフェラーリ模型に、観客たちの熱い視線が注がれることになった。

《武田 公実》

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