全盲男性と盲導犬、バックしてきたトラックにはねられ死亡

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3日午前8時5分ごろ、徳島県徳島市内の市道で、盲導犬と一緒に路肩を歩いていた全盲の50歳男性に対し、道路沿いの資材置き場にバックで入ろうとしていたトラックが衝突する事故が起きた。男性は死亡。盲導犬も死んだという。

徳島県警・徳島東署によると、現場は徳島市新浜町付近で車線区別のない幅員約4mの直線区間。トラックは道路沿いの資材置き場へバックで進行していたところ、盲導犬を連れて後方を歩いてきた50歳の全盲男性に衝突した。

男性は車両の下敷きとなって全身を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡。一緒にいた盲導犬も死んだという。警察はトラックを運転していた同市内に在住する38歳の男性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

事故を起こしたトラックはバックで進行する際に使用する警報音が切られた状態だった。警察ではトラック側の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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