排ガステストを巡って、大規模な不正が発覚したフォルクスワーゲングループ。同社が、米国議会の公聴会に呼ばれることが分かった。
これは9月21日、米下院のエネルギー商業委員会が明らかにしたもの。「フォルクスワーゲンのディーゼルエンジン問題に関する公聴会を、近日中に開催する」と発表している。
米下院エネルギー商業委員会のFred Upton委員長は、「厳しい排出ガス基準は、国民の健康に配慮したもの。米国および世界の自動車メーカーは、EPA(環境保護局)が定めた規制内で、排出ガス中の有害物質を削減する先進技術を開発してきた」とコメント。
さらに、「フォルクスワーゲンの一部車種が、排出ガス試験に不正なソフトウェアを使ったのは、重大な問題だ」と指摘した。
Fred Upton委員長は、フォルクスワーゲングループを徹底追及する構え。「国民は、このような問題が二度と起きないよう、回答を求めている。フォルクスワーゲングループから、その回答を引き出すつもりだ」と述べている。