アリタリア-イタリア航空は9月19日、フランシスコ・ローマ法王がアリタリア運航の法王専用機(エアバスA330-200型機)に搭乗し、キューバと米国を訪問すると発表した。
法王専用機は19日10時15分、ローマ・フィウミチーノ空港を出発し、16時(現地時間)にキューバの首都ハバナのホセ・マルティ国際空港に到着。同空港ではラウル・カストロ国家評議会議長がローマ法王を出迎えた。
アリタリアはパウロ6世の聖地訪問(1964年)以来、ローマ法王が外国を訪問する際に専用機を運航している。今回使用する専用機(A330-200)は、航続距離が1万1000キロメートル、巡航速度が時速900キロメートル、座席数が250席となっている。
ローマ法王は21日、キューバ東部のオルギンとサンチアーゴ・デ・クーバに空路で移動し、22日には米国へ向かう。到着先のアンドリュース空軍基地(メリーランド州)ではバラク・オバマ大統領の歓迎を受ける予定。