矢野経済研究所は、国内の個人向けオートリース(マイカーリース)市場の調査を実施、その結果を「2015年版 マイカーリース市場の現状と展望」にまとめた。
調査はオートリース会社、車両販売事業者、車両購入者等を対象に、2015年6月~8月の期間、同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、車両購入者に対するアンケート調査ならびに文献調査併用して行った。
調査結果によると、2014年の個人向けオートリース販売台数は6万7238台。自動車メーカー系ディーラー以外の車両販売事業者が参入することで、個人向けオートリース販売台数は増加傾向を維持している。2015年は個人向けオートリースの新車販売が市場を牽引していると見られ、2015年の個人向けオートリース販売台数は12万6000台に達する見込みだ。
また、2020年の個人向けオートリース販売台数は20万3000台に到達すると予測。2020年に向けて個人向け新車販売は落ち込むことが懸念されるものの、個人向けオートリース販売に注力する車両販売店の増加とともに個人向けオートリース認知度の向上、さらには口コミ効果により、新車・中古車ともに個人向けオートリース販売台数は堅調に増加していくとみている。