新日鉄住金は、中国の宝山鋼鉄と、中国合弁会社BNA(宝鋼新日鉄自動車鋼板)が第4溶融亜鉛めっきラインを9月15日から新規稼働させたと発表した。
新ラインは、現在の第1、第3溶融亜鉛めっきラインと同タイプだが、新たに超ハイテン材の製造が可能な自動車用高級めっき鋼板生産拠点で、年間生産能力42万トン。
自動車需要拡大に伴い、主に日系自動車メーカーの能力増強による自動車用亜鉛めっき鋼板(GA)の需要が拡大している。加えて燃費性能向上に向けて軽量化するための超ハイテン化ニーズにも対応するため、生産能力を増強した。
新ラインの稼働により、既に稼働している年間生産能力45万トンのNo1.CGL、同35万トンのNo2.CGL、同45万トンのNo3.CGLと合わせ、中国における高級自動車用鋼板製造拠点としては最大規模となる年産167万トンのめっき鋼板工場となる。