ドイツの高級車メーカー、BMWは9月3日、『2シリーズアクティブツアラー』の市販プラグインハイブリッド車(PHV)、「225xe」の概要を明らかにした。実車は9月15日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー15で初公開される。
BMWは7月、ドイツで開催した先進技術説明会、「イノベーションデイズ2015」において、2シリーズ アクティブツアラーのPHVプロトタイプ車を披露。それから2か月を経て、市販版の225xeグレードが登場した。
225xeには、BMWが「eDrive」と呼ぶ電動パワートレイン技術を採用。PHVシステムは、BMWブランド初のFF駆動車となった2シリーズ アクティブツアラーの基本構造を生かして搭載される。
フロントに積まれるのは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン。最大出力136hp、最大トルク22.4kgmを発生する。トランスミッションは6速ステップトロニック。エンジンのパワーは、前輪を駆動する。
モーターは、リアアクスルに配置。最大出力88hp、最大トルク16.8kgmを引き出す。モーターは後輪を駆動。エンジン駆動の前輪と合わせて、4WDとなる。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、224hp。
225xeグレードは、モーター単独で41km走行可能なEVモードの効果もあり、欧州複合モード燃費50km/リットル、CO2排出量46kg/kmの優れた環境性能を実現している。