マレーシアン・インサイダーは、8月31日の独立記念日に関する調査結果を発表。「国家に対し望むことは?」との質問に対して、マレーシア人の67%が「政権交代」と回答したことがわかった。
22%が「より優れた統率力」、9%が「経済見通しの改善」、2%が「現状維持」と答えた。
同調査は、8月20日から29日にかけて「マレーシアン・インサイダー」のウェブサイトで実施され、8922人が参加した。
「独立記念日を前に解決するべき問題は?」との質問では、33%が「ナジブ首相の1MDB疑惑問題」、26%が「リンギの下落」、24%が「民族及び宗教的な対立」、17%が「言論の自由の抑制」を上げた。
「独立記念日を祝うことにどう思うか?」では、66%が「国家を心配している」と回答した。14%が「悲しい」、13%が「幸せ」、6%が「気にもかけていない」と答えた。
アナリストは調査の結果に関して、マレーシア人の多くはナジブ首相のスキャンダルに対して不満を示しており、政権の交代を望んでいる傾向にあると指摘。58度目の独立記念日を迎えたのにも関わらず、たった13%しか歓迎していていないとし、マレーシアに対し非常に悲観的な状態にあると述べた。