13日午後2時35分ごろ、群馬県太田市内の県道を走行中の乗用車が対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側のガードパイプや路外に設置された変圧器ボックスに衝突する事故が起きた。この事故でクルマに乗っていた7人が死傷している。
群馬県警・太田署によると、現場は太田市西本町付近で片側1車線の直線区間。ワゴン車は病院から委託を受けて患者を送迎中だったが、走行中に斜行するようにして対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側のガードパイプに衝突。これを突き破り、歩道部分に設置されていた変圧器の入った金属製ボックスにも衝突した。
衝突によってクルマは中破。同乗していた87歳の男性が全身を強打し、外傷性ショックなどが原因で同日夜に死亡。51歳の男性が骨折などの重体。運転していた同市内に在住する61歳の男性を含む5人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
聴取に対して運転者の男性は「考え事で、ボーッとしていた」などと供述しており、警察で漫然運転が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。