7日午前0時ごろ、福岡県北九州市八幡西区内の市道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱、道路右側のコンクリート壁に衝突する事故が起きた。クルマは横転。車外に投げ出された同乗者1人が死亡。他の同乗者2人が重軽傷を負っている。
福岡県警・八幡西署によると、現場は北九州市八幡西区畑付近で片側1車線のカーブが連続する区間。軽乗用車は急な左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。急ハンドルを切った弾みで横転滑走し、そのまま道路右側のコンクリート壁に衝突した。
この事故でクルマに同乗していた2人が車外に投げ出され、19歳の男性が全身強打でまもなく死亡。別の1人が骨折などの重傷。1人が軽傷を負った。警察はクルマを運転していた中間市内に在住する19歳の少年から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で事情を聞いている。
現場は山間部にあるダム湖の周囲に設置された道路。制限速度は30km/hとなっているが、カーブが多いためにいわゆる「走り屋」のクルマも多く集まるという。警察では無謀な運転が事故につながった可能性もあるとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。