東洋ゴム、免震ゴム問題影響で当期赤字41億円…2015年中間決算

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東洋ゴム タイヤ技術センターに設置されている免震ゴム(資料画像)
  • 東洋ゴム タイヤ技術センターに設置されている免震ゴム(資料画像)

東洋ゴム工業は、2015年6月中間期の連結決算で当期損益が41億5600万円の赤字に転落した。前年同期は152億6900万円の黒字だった。

基準不適合の免震ゴムを使用していた問題で、製品補償引当金繰入額164億円を特別損失に追加計上したため。今期の特別損失は合計304億円となる。

売上高は前年同期比3.8%増の1944億0200万円と増収だった。海外の新車用タイヤの販売が好調だったため。

収益では、利益率の高いSUV用タイヤの販売が北米で好調だったのに加え、原材料価格下落などの効果もあって、営業利益は同35.5%増の291億2600万円と大幅増益となった。経常利益は同36.6%増の266億7000万円だった。

通期業績見通しは売上高が前回予想より100億円マイナスの4150億円に下方修正した。営業利益は60億円増の550億円、経常利益が60億円増の510億円に上方修正した。当期損益は、製品補償引当金繰入額を特別損失に追加計上するため、190億円を予想していたが、70億円下方修正し、120億円とした。

《レスポンス編集部》

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