エルニーニョ現象と弱いモンスーンが原因となり、アーモンドやピスタチオ、豆類や油科種子の今後数ヶ月の収穫が妨げられ、価格が高騰する可能性があるとエコノミックタイムズが伝えた。
業者達の話によると、オーストラリアやカナダの一部、アフリカで乾燥した気候によりチャナ(ひよこ豆)とレンズ豆の値上げが予想される。
同様に、特にパーム油を始めとする食用油脂の供給が、インドネシアとマレーシアの雨量不足のため影響を受けている。
さらにインドがアーモンドの90%、ピスタチオの50%、くるみの20%を輸入に頼るカリフォルニアでの干ばつが、インド国内市場での値上げを引き起こしている。
農作物輸入協会のアプレーシュ・アガルワル代表は「今年のディーワーリー(ヒンドゥー教の新年のお祝い)にはアーモンドに多くの金額を費やさなければならないだろう。卸売り価格は、昨年の1キロあたり750ルピーから今年は875ルピーから900ルピーほどに値上がりしている」と話している。