米国の自動車大手、FCA (フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)は7月17日、米国インディアナ州ココモ工場における8速ATの累計生産が100万基に到達した、と発表した。
ココモ工場では2012年9月、8速ATの生産を開始。2013年には、年間およそ30万基を出荷した。累計生産100万基の達成は、生産開始からおよそ3年以内の出来事。
現在、8速ATを設定するのは、クライスラー『300』、ジープ『グランドチェロキー』、ダッジ『チャレンジャー』『チャージャー』『デュランゴ』、ラム『1500』など。
同社は2014年12月、ココモ工場に2億6600万ドルを追加投資すると発表。8速ATの生産能力を引き上げるのが目的。優れた燃費性能に貢献する8速ATは、今後クライスラーグループ各車に拡大搭載することから、増産体制を敷いてきた。
FCA の北米部門で生産を統括するブライアン・ハーロー副社長は、「今回の出来事は、偉大な達成。全従業員の誇り」と述べている。