フランスの自動車大手、シトロエンは7月13日、2015年上半期(1‐6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は60万6803台。前年同期比は2.7%減だった。
市場別では、信用不安を抜け出した欧州が復調。上半期は、38万5703台を売り上げた。前年同期比は0.5%増と微増ながら、前年実績を上回る。新型車の『C4カクタス』が4万3000台以上。入門車の新型『C1』も、前年同期比54%増の3万2000台と伸びる。
欧州以外では、中国が減少。上半期は、東南アジアと合わせて、14万9784台を販売。前年同期比は6.6%減と後退する。2013年9月に投入した『Cエリーゼ』が、4万6000台以上を販売。2014年12月に発売したSUV、『C3-XR』は、ほぼ3万台を売り上げた。
この他の世界市場では、中東とアフリカで上半期、3万8300台を販売。前年同期比は53%増と大きく増えた。南米は後退傾向。日本では、『グランドC4ピカソ』が牽引し、前年同期比は67%増。
シトロエンブランドのリンダ・ジャクソンCEOは、「新型車の成功により、上半期はとくに欧州での販売が好調だった」と述べている。