フェラーリ 8車種、米国でリコール…タカタ製エアバッグの装着に誤り

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イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリ。同社の複数車種が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を実施する。

これは7月17日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。フェラーリの米国法人、フェラーリノースアメリカから、フェラーリ『458イタリア』など8車種に関するリコールの届け出を受けた、と公表している。

今回のリコールは、タカタ製のエアバッグの不具合が原因。ただし、一連のインフレータ(膨張装置)の不具合ではない。NHTSAによると、運転席のエアバッグの装着方法にミスがあり、事故などで展開した際、誤った方向に広がる恐れがあるという。

リコールの対象となるのは、2015年モデルの458イタリア、『458スパイダー』、『458スペチアーレ』、『458スペチアーレA』、『カリフォルニアT』、『FF』、『F12ベルリネッタ』、『ラ・フェラーリ』。2014年12月中旬から、2015年4月下旬にかけて生産され、米国で販売された814台が該当する。

フェラーリノースアメリカでは、対象車を所有する顧客に連絡。販売店において、エアバッグモジュールを無償交換するリコール作業を行う。

《森脇稔》

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