東京大学は、東京ドームと総合研究博物館が協働して設立した「東京大学総合研究博物館TeNQ分室『リサーチセンター』」において、7月11日に日米で現在進行中の2つの小惑星探査についての一般講演会を開催する。
今回の一般講演会のテーマは「NASA・JAXAが目指す小惑星探査」。日本とアメリカにおいて現在進められている小惑星探査について、両国の科学責任者を招き講演会を行うほか、総合討論を実施する。
アメリカの講演者はアリゾナ大学のダンテ・ローレッタ教授。宇宙物質科学に関する研究者で、アメリカが進める小惑星探査ミッション「OSIRIS-Rex」のリーダーを務める人物。日本の講演者は名古屋大学の渡邊誠一郎教授。小惑星探査機「はやぶさ2」の科学リーダーとして、小惑星1999JU3の探査ミッションを推進している。
講演会の進行役は、小惑星探査機「はやぶさ」や月探査機「かぐや」の科学メンバーで現在「はやぶさ2」や火星探査計画などに参画する東京大学の宮本英昭准教授が務める。講演会の対象は小・中・高・大学生から社会人、一般までと広く参加可能。参加費無料、事前予約不要。貴重な最先端の小惑星探査に関する講話が聞ける。