イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリの頂点に立つ『ラ・フェラーリ』。同車が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行うことが判明した。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。フェラーリの米国法人、フェラーリノースアメリカから、ラ・フェラーリに関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、シートの不具合が原因。NHTSAによると、ラ・フェラーリの「L32」と呼ばれる助手席シート(運転席側はオプション)のヘッドレストの事故の際の衝撃吸収性能が、米国の安全基準を満たさないという。
リコールの対象となるのは、2014-2015年モデルのラ・フェラーリ。2014年5月中旬から、2015年3月上旬にかけて生産され、米国で販売された85台が該当する。
フェラーリノースアメリカでは、対象車の顧客に連絡。販売店において、ヘッドレストを無償交換するリコール作業を行うとしている。