先月、タージグループにチンメイ・シャルマ氏が収入役として迎え入れられ、111年の歴史を持つ高級ホテルがモバイルアプリに参入するという戦略を打ち出しているとエコノミックタイムスが伝えた。
「我々が目標としているのは、全てのタージブランドのホテルを1つのアプリの元に集め、宿泊前から宿泊後までを一貫してモバイルで管理できるようにすることによってお客様に総合的なサービスを提供することである」と話した。
シャルマ氏はスターウッドの主要グループであるルーブルホテルズグループのグローバル収入役を退職しタージグループに参加した。
インドのトップホテルチェーンであるタージやITC、リーラは、インド国内外のモバイルを利用してホテル予約を行う宿泊客が増える中、モバイルで使いやすいウェブサイトの構築やアプリの提供など、積極的にスマートフォン利用者の獲得に乗り出している。
世界的なホテルチェーンであるマリオットやスターウッド、インターコンチネンタルなどは既に強固なスマートフォンのプラットフォームを構築している。
タージグループでは、シャルマ氏が3年計画でデジタル化を行うとしており、現在各方面のスペシャリストでチームを構成し今年末までにモバイルアプリや新しいウェブサイトの構築を目指すとしている。