民事再生手続き中のスカイマークは、インテグラルやANAホールディングスなどがまとめた再生計画案が「実現可能性が高い」との見解を発表した。
大口債権者イントレピッド・エアクラフト・リーシングがスカイマークの再生計画案・修正版を発表したことを受けて見解を発表した。
それによると修正版が「エアラインをスポンサーとする内容でありながら、複数の航空会社とスポンサー交渉を進めているとの記載にとどまっている」とし、依然としてスポンサーとなる具体的な航空会社が明示されていないことから、再生計画案の実現性を疑問視。
また、再生計画案・修正版で債務弁済の原資となる金額180億円の拠出者を、インテグラルとするとともに、スカイマークが募集株式を発行する、としていることについて、「インテグラルとスカイマークは、ANAホールディングス、UDSエアライン投資事業有限責任組合との間で法的拘束力のあるスポンサー契約を締結している」としている。
その上で、インテグラルは、修正案に関して180億円を拠出する契約を締結しておらず、スカイマークも、修正案に沿って募集株式を発行する契約を締結していないとしている。
スカイマークは、インテグラル、ANAホールディングスやUDSエアラインと契約して共同で再生債務者案を提出することで合意しており、インテグラル、ANAホールディングスの案が「実現可能性の高い再生計画案であると考える」としている。