車道へ転倒した男性をひき逃げ、タクシー運転手を逮捕

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5日午後10時30分ごろ、京都府京都市山科区内の市道で、歩道から車道側へ転倒した35歳の男性に対し、後ろから進行してきたタクシーが衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に59歳の男を逮捕している。

京都府警・山科署によると、現場は山科区川田御出町付近で片側1車線の直線区間。35歳の男性は歩道を歩いていたが、何らかの原因で車道側へ転倒。直後に進行してきたタクシーにはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。車両は止まらずに現場から逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

後続車からの目撃情報や、現場周辺に設置された防犯カメラ映像からタクシー会社を特定。事故が起きた時間帯に現場付近を走行していた左京区内に在住する59歳の男が容疑に関与したものと断定し、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「人をはねた覚えはない」などと供述し、事故への関与を否認しているようだ。警察ではさらに事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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