新潟県の金型製造工・武田金型製作所の子会社で、製造業のPR事業などを行うMGNETが、外国人観光者向けの工場見学やワークショップなどの実施に向けて動き始めている。
MGNETは新潟県燕市で、親会社である竹田金型製作所のPRのほか、鎚起銅器製作の玉川堂などのワークショップを手がけている。新潟県燕市と三条市が地域の工場を開放する「燕三条 工場の祭典」にも参加。この「工場の祭典」や武田金型製作所の工場見学プログラムに、外国人観光客の参加が見られるようになったことを受けて、本格的に外国人観光者対応を計画し始めたという。
具体的には、採用を視野に近隣専門学校の外語学科のインターン生らを受け入れ、英語での対応などを充実させる。年内はワークショップなどの計画がすでに動いているため、来年2016年以降、外国人観光客向けの対応を実現する予定だ。
燕三条は金属加工産業を中心に、木や食品など多くの工房・工場が集まる地域。こうした取り組みで外国人観光客の拡大やブランド浸透を狙う。