東レは、米国子会社東レ・コンポジッツ・アメリカ(TCA)がブラジルのエンブラエルとの間で、新型リージョナルジェット機「E175-E2」向けに炭素繊維トレカ・プリプレグを供給することで合意したと発表した。
TCAは、エンブラエルのビジネスジェット機向けにトレカ・プリプレグを供給している。新たにリージョナルジェット機のE175-E2プログラムの一次構造材向けにトレカ・プリプレグを供給、適用範囲を拡大する。E175-E2は2020年に就航する予定。
エンブラエルは、1969年に設立されたブラジルの航空機メーカーで、リージョナルジェット機分野で、高い市場シェアと実績を持つ。東レは今回のエンブラエルとのパートナーシップ強化を通じて、新興国での炭素繊維複合材料事業の拡充を図る。