宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」が5回目の冬眠モードに入ったと発表した。
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」は、冬眠モード明けの電波を2015年4月に受信してから、5月までデータを取得して状態確認を行ってきた。5月21日に探索を行ったところ、電波を受信できなかったことから、JAXAでは、予測どおり5回目の冬眠モードへ移行したと判断した。
5月に最後にデータを取得したIKAROSの位置は、地球から約1億1000万km、太陽から約1億3000万kmの位置。得られたデータから、IKAROSの状態に異常は認められないとしている。
次回の冬眠モード明けは、2015年の冬と予測している。